たまごについて2
のむらファームさんでは、鶏を平飼いにしています。
今欧米を中心に、ケージフリーの卵が注目されているのをご存じでしょうか?
うまく説明できないので、こちらの記事を引用させていただきます。
実は私が家畜のことを意識しだしたのは、渡仏した時でした。
フランスのお肉はとても味が濃くて美味しかったのですが、渡仏して3か月ほどしたころ、なんだか自分が狂暴になったような、バイオレンスに満ち溢れるような血の流れを感じたのです。変な表現ですみません。
私よりも在仏歴の長い友達に相談すると、「フランスはお野菜も美味しいから、野菜いっぱいのポトフを作ったら」、とアドバイスされ、それからお肉をストップして野菜をたくさん食べるようになるわけですが、その時にビーガンについて少し調べ始めました。
フランスで生活して、商店街のお肉屋さんやマルシェに行き、鳥もジビエもそのままの姿だったりそれに近い形で並べられていて、今まで日本のスーパーでプラスチックのトレーにきれいに並べられたカット済みのお肉ばかり見ていて、それが生き物の命を頂いていることをすっかり忘れていたことに気づかされました。
私が通っていた料理学校、ルコルドンブルーでも、パリのランジス市場に行く授業があり、ちょうど私は秋だったので、色とりどりの鳥やうさぎなどのジビエが盛りだくさん、大きな牛の胴体が釣り下がっているのも見ました。私にとってはとても大切な授業でした。
そのころ読んだビーガンの本で、ブロイラーのケージから落ちた鶏を保護した話を読みました。あぁ、私がお菓子でたくさん使っている卵は、こんな風に生産されていたんだ。
ぜひネットで検索をかけてみてください。ブロイラーの鶏、私は見ていられないのです。
その後妊娠するまでは、ほとんどお肉を食べない食生活でした。今もビーガンではないし、お肉も頂きますが、食材に感謝していただくようにしています。そのための、「いただきます」なんですよね。
毎年冬になると鳥インフルエンザで鶏舎の鶏を何千羽も殺処分した、というニュースが流れます。今年は特に耳にするような気がします。でも、いつもブロイラーの鶏舎だなぁ。そこで、のむらさんにちょっとラインで質問してみました。やはり、ブロイラーだとインフルエンザになりやすいんですか?
今私たちがコロナウイルスで避けているのと同じ、問題は蜜だそうです。あれだけ密集して鳥が生活していれば、瞬く間にウイルスは感染するわけです。
あとは、鶏さんの腸内フローラものむらさんは大切にしているそうです。きちんとした食事を取らせているんだそうです。私たち人間も同じですよね、今大事なのは免疫力ですもの。
というわけで、
やっぱり私はブロイラーの卵は使わない!!って決めました。
正直、
それでお店が回らなくなったらどうしよう?!
って思いました。
でも、やれるところまでやってみます。必要な分だけ、大切に、たまごを使います。ニワトリさん、いつもありがとう。
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