マカロンの沼 2

誰に相談しよう。。。

コルドンでいろいろ教えてもらったシェフは現在韓国でお店を開いています。時差ないし、シェフにメッセンジャー送ってみようかな。でも、フランス語でニュアンス伝えられるかなぁ。。。帰国して10年以上経っているので、フランス語の錆び付き半端ない。

英語か日本語で相談できる人。。。。パティシエ。。。。一緒にパリで頑張った現役の。。。


あーーーー!!Saiko-san!!!!

パリのコルドンで一緒にアシスタントをしていた友人です。ブラジル在住で、コルドンを卒業してから大活躍で、仕事で来日もしてました!!

思い返せば、コルドンでのお昼休み。

同じくアシスタント仲間の韓国人の友達と3人で座って、「今は大変だけどきっと今を懐かしく思う時が来るね、頑張ろう」って話したのを覚えています。コルドンでの1年は私の青春でした。30代でしたけどね。



ブラジルとは時間が真っ逆さま。朝私が仕込みをしている時間は、昨日の夜の同時刻。夜店を閉めた後は、同日の朝。

Saiko-san、助けてーーー!!

直ぐに快くアドバイスくれて、付き合ってくれる地球の裏側の友人。マカロンを絞っているとことを動画に撮って生地の具合を見てもらったり、オーブンに入れれば実況中継でメッセンジャーでやりとり。

今一枚目入れたよー。

ピエ出てきたー。

あー、なんか怪しい、、、。

こんなやり取りを朝に晩にやっておりまして。

朝に晩に付き合ってくれる友人。本当にありがたい。Saiko-sanどうもありがとう!!


Saiko-sanからのアドバイス、まずはスイスメレンゲにしてみては?とのこと。

実は乾燥卵白を少し入れてフレンチで泡立てるのもやってみたけれど、その効果がイマイチよく分からなかった。

Saik-san,実はブラジルのコルドンの先生(今は非常勤勤務だそうですが、ファンが多くてよく呼び出されるそう)で、生徒たちもスイスメレンゲでうまく焼いているんだって。

しかもスイスメレンゲだと乾燥時間も要らなくて、すぐにオーブンに入れて焼ける。

フレンチよりもメレンゲにコシができるので、混ぜやすいというかメレンゲがつぶれていくのにひやひやしないでもいい感じがある。でも、湯煎が手間だなぁ。

あとは、着色料が悪さをすることもあるから、まずは色付けなしでやってみてはとのこと。

Saiko-sanが一番気になっていたのは、やはりオーブン。下火が強いのかもしれないということで、天板を2枚重ねにしたり、厚紙を敷いてみたり、オーブンシートにしてみたり。高めの温度で設定してそのあと風を0(ゼロ)にして焼いてみたり、途中でドアを開けて湿気を逃がしてみたり。

スイスメレンゲでは乾燥なしで入れても、乾燥させて入れてもダメ。

イタリアンメレンゲ(略してイタメレ)に変えてみることにしました。イタメレは私ほとんどやったことがなかったので、うまく混ぜられなくて最初はだまになっちゃったり。でも表面がきれいに焼けます。

↓こんな感じでやりとり

あー、今日もダメだ。。。。

ってなっても、大丈夫、頑張れ!!って励ましてもらえると、うん、頑張るよ、ありがとう!!ってまた明日へのガッツになる。みんな通る道、苦労しているパティシエは世界中にいるよって。



「あっこちゃん、オーブンの温度、ちゃんと測った??表示温度と実際の温度が違うことよくあるよ」

確かに、、怪しいと思っていた。そこで、手元にあったレーザーの温度計で測ったら!180度設定で温度上がってますよーってアラーム鳴って、はい、計測!

148度!!!30度も差があっていいの??なんなの???( ;∀;)

うっそだろ!!だからどんどん温度を上げないと焼けないのか。

風も強すぎる。

風は本当にひどい。4段階あるんだけれど、2でもメレンゲ吹っ飛んだ!だからって風0(ゼロ)にすると、みるみる温度が下がって焼けない。。。

おお、私のベンツよ。。。

Saiko-san「メーカー呼んで!!」


そこで、早速オーブンを買った営業マンに連絡。フットワーク軽く、若いのに親身になってアドバイスくれる信頼できる方です、今回もすぐに来てくれました。

「ムノさん、正直今の段階では修理呼べません。故障の範囲ではなさそうです。下手に呼ぶと、出張費取られるだけです。耐熱の温度計買って測ってみてください。」

あーーーーー、デスヨネ。

「あれ?!マカロンってこれっすか??」

天板に乗せたままだった、失敗のマカロンコックを見て、「なんだー、あともうちょっとじゃないですかー。ここまで出来てるんですね!!すごい!!まだまだなのかと思ってましたよぉ、なんだー!!」

「そーだよ!!だって、誰に教えてもらってると思ってんのよ!ブラジルとオンラインで手取り足取りよ!!ブラジルのコルドンの先生なんだからー!」

もう、おばちゃんなめんなよ~。こう見えて、私だって一応パリのコルドン出てます。(それが何だっちゃー何だですけどもw)気合と根性で精進中だっちゅうねん。

取り急ぎ、アマゾンで耐熱温度計を緊急発注。


Café Amicalement     カフェ アミカルモン

パティシエ母さん・アッコの、お菓子の美味しさと楽しさを共有するカフェです。 たまごは平飼い、マーガリン・ショートニングは使いません。

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